iPhoneユーザーだった僕が、Google製スマホ Pixel 3 に切り替えた率直な感想
2018年11月から使っている Google Pixel 3 の感想です。
私はこれまでiPhone 6を4年ほど使っていました。
iTunesで音楽を管理しているので、できればiPhoneを使い続けたいと思っていたのですが、最近のiPhoneは でかい & 高い ためあまり魅力を感じず...
そんな時に電気屋さんでみたGoogle Pixel3が良い感じだったので、思い切って乗り換えてみました。
スペックの詳細など細かいことは抜きにして、"実際使ってみてどうよ?"というところを話していきたいと思います。
価格
まずは価格から。(SIMフリーモデルで比較。2019年1月現在。)
Google Pixel 3 - 日本 - 世界を見る新しい方法 - Googleストア
- Pixel 3 (64 GB) : 95,000 円
- Pixel 3 (128 GB) : 107,000 円
- Pixel 3 XL (64 GB) : 119,000 円
- Pixel 3 XL (128 GB) : 131,000 円
iPhone XSが64 GBのモデルで112,800 円、
廉価版のiPhone XRの64 GBモデルが84,800 円、ということを考えると
そんなに安くはないですね。
外観、手触り
もともと、性能的にはiPhone 6で満足していたので、高価なiPhone XSではなく、廉価版の iPhone XRの発売を心待ちにしていました。
しかし、実際にiPhone XRを触ってみると……
で、でかい…手を思いっきり開いてやっと片手で操作できる感じ…しかもなんか画面の回りふち太いし…
サイズって、普段スマホはお尻ポケットに雑に突っ込んでる私としてはけっこう重要な問題なんですよね。
ということで、Pixel3のサイズと外観を見ていきましょうか。
前面
まずは前面から。
うん、片手操作もストレスなく行えます。
縦には少し長いかなーという感じですが、特に不便はありません。
フロントにはカメラのレンズが2つあります。
画面はノッチもないし本当に普通。でも、それでいいんですよ、僕は。
特別ゲームとかするわけでもないですし、スマホで映画も見ないし。
中国のOppoのカメラが使うときだけスライドしてくるやつとか、面白いとは思いますけどね!
OPPO、カメラが飛び出す「Find X」を11月上旬に発売 - ケータイ Watch
背面
背面も見ていきましょう。
片手で持った時のちょうど人差し指のところに指紋センサがあります。
他メーカで同じようなタイプのスマホもあるでしょうけど、これ、かなり良いです。
指をあてるだけですぐに起動します。
見た目もシンプルで良いですね。
カメラのレンズも1つだし。
指紋センサ側はマットな質感、カメラのレンズ側はつるつるなガラス面と素材感が異なります。非接触給電のためだと思いますが、触り心地よくて僕は好きです。
"G"のマークもあまり主張してこないのに、"確かにGoogle製だ!"と感じられて良いですね。
重量についても、
iPhone XS : 177 g
iPhone XR : 194 g
Google Pixel3 : 148 g
と結構軽いです。
あと充電はUSB-C、イヤホンジャックなしなのでお気をつけて。
USB-Cで接続するタイプのイヤホンと、USB-Cとイヤホンの変換器は買わなくてもついてきます。
僕は知らなくてイヤホンの変換器も一緒に発注しました...
結論 : 外観とサイズ感はひたすらシンプル。ミニマリストにはおすすめ。
操作感
次に操作感はどうか、書いていきます。
僕はiPhone 6 にするまではずっとAndroidユーザーでした。(AQUOSとかXpeliaとか)
そこからiPhone 6に変えて、あまりの使いやすさに感動し、”これがOSとハードが同じメーカであることの威力か! 今度は絶対iPhoneや!”と固く心に決めました。
そして3年後、新作が個人的には価格の割にいまいちであったことから早速Androidに寝返ったわけですが...
そんなわけで、今回のPixel3への機種変更で一番不安だったのが、このAndroid からiOSへのOSの変更です。
ただ、iPhoneの使い易さがOSとハードを同一メーカ(つまりApple)が作っていることによるものだとすると、今回のPixel3だってOSとハード両方Google製なんで、iPhoneに匹敵するんじゃないかとは思っていました。
実際使ってみると、、、
予想的中。
もちろんiOSに慣れていると、細かいところはiOSの方が便利なところもあります。
(ブラウザでスワイプで戻ったり進んだりできない、とか)
でも変なアプリ入ってないし、各種Googleのサービスが使い易いし、むしろ普段Google Map とかGoogle PhotoとかGoogleさんのお世話になっている人はかなりスムーズに入っていけるのではないでしょうか。
僕はPixel3にしてから、自分が思ったよりGoogle依存のことに気づきました...
機能はたくさんあるので、僕が好きな機能をピックアップします。
電源ボタン2回押すとカメラが起動する
タイトル通り。側面の電源ボタン2回押すとカメラ起動します。
地味ながらかなり助かります。
シャッターチャンスだと思ったら、電源ボタンをカチカチするだけ。エレガント。
ちなみに、シャッターは電源ボタンの下の音量調整ボタンでも押せます。
次の章でお話しますが、このスマホはカメラが楽しいですので、さっと起動して写真撮れるのって大事ですよね。
OK Google (Google アシスタント)
iPhoneで言うところのSiriですね。
OK Googleって声かけるだけで起動します。
最近の音声認識ってほんとすごいですよね。体感的にはほぼ100%認識してくれているように思います。
今度別の記事で書こうと思いますが、Google Play Musicと連動させれば、スマートスピーカー化します。
"OK Google, Beatles の Yesterdayかけて"
って言えばBeatlesのYesterdayがかかります。
発音頑張らなくてもGoogleアシスタントくんは聞き取ってくれます。
三四郎の小宮さんが、
"滑舌悪すぎてスマホの音声認証で '新宿三丁目' って言ったら、'そんなの関係ねえ' って出たよ‼"
って怒ってましたけど 、Pixelなら聞き取れるんじゃないでしょうか。
時代が小宮に追いついた。
アクティブエッジ
Googleアシスタント起動するのに声出したくないという方は、Pixel3の側面をぎゅっと握れば起動します。指紋認証前(画面起動前)でもぎゅっとすればアシスタントは起動します。
ライトつけてとか何気に便利。
結論: Google のサービスをよく使う方には最高!
カメラ
このスマホはカメラがかなり気合入ってます。
僕はもともとあんまりカメラにこだわりはなくて、
めんどくさがりなのもあって写真撮る時は構図とか考えないで結構適当に撮っちゃいます。
そんな僕がPixel3を使い始めた途端、写真大好き人間になっちゃいました。
なんか良い感じに撮れるんですよね~
(もちろん素人目に、ですが。)
しかも、Pixel3の購入特典で、2022 年 1 月 31 日までは、Google Photoに元の画質のままで無制限に、無料で保存できるんです。
なのでデータ容量を気にすることなく、思う存分写真を撮りまくれます!
Google Pixel 3 - 日本 - 世界を見る新しい方法 - Googleストア
では実際に撮ってみた写真を見ていきましょう。
アウトカメラは流行りのレンズ2個じゃなくて、レンズ1個。
だけどなんかAIが頑張って良い感じにしてくれるらしい。
特に、ポートレートモードは圧巻。
シングルカメラでも一眼レフ風の写真が撮れます。
ただPixel3 はAIが頑張る分、プロモードみたいなモードはないので、
普段一眼レフ使ってたりして、スマホの写真も自分で調整したい方にはあまり合わないかもしれません。
僕みたいなめんどくさがりには最高なんですけどね。
ポートレートモード
最初、
「"レンズ1個でポートレート撮影"ってソフト(AI)が頑張って画像処理するわけで 、
結局レンズ2個でのポートレート撮影には及ばないでしょ? どれだけ後から画像補正しても元の画像の解像度は超えないのと一緒でさ。」
って思っていました。
だけど実際使ってみてびっくり。超簡単。超きれい。
しかもソフトでの処理なので、
- 奥行(背景のぼかし具合)の変更
- フォーカス位置の変更
- もちろん、明るさなどの変更
が、後から可能です。
実際の写真で見ていきましょう。
まずは何にも考えずにポートレートモードで撮った写真から!
※写真はブログ掲載の都合、圧縮していますのでご承知おきください。
これでも結構良くないですか?
グラスがキャンドルの灯りで照らされている感じとか、グラスのふちの感じとか。
僕個人の感覚ですけど、Pixel3は色合いなどが少し強調して明るく撮られるように感じます。
ここから、 Google Photo上でぼかし具合や焦点の変更ができます。
手前のグラスをタップしてフォーカスを合わせてから、奥行き(ぼかし具合)を調整して手前のグラスを強調してみました。
どうですか?
2,3分の適当な調整でもこれくらいまで雰囲気変えられます。
では逆に手前のグラスをぼかしてみましょう。
しっかりぼかせられていますね。
なんでもぼかせばよいというわけでもないですが、いろいろ遊べます。
ちょっと前は画像編集ってインスタグラム用にトイカメラっぽく加工したりとかが多かったのですが、時代は変わりましたね。Googleさんおそるべし。
夜景モード (Night Sigh)
夜とか写真撮ろうとすると、"夜景モードを試しますか?" と聞いてきてくれます。
このモード、もちろん夜景がきれいに撮れるモードなのですが、暗いところでもはっきりと撮れるんです。
光を多く取り込もうとするので、シャッターに少し時間がかかりますが、場合によっては夕方でも昼間に撮ったくらいの明るさで撮れます。
ただし、光を多くとりこんでAIで補正しているようなので、イルミネーションとか撮ると派手な感じで取れます。ここら辺は好みですけど。
少し古い機種ですが、iPhone7と比較してみました。
Pixel 3の方が、良く言えば華やか、悪く言えばわざとらしいですね。
この機能のもう一つすごいところは暗いところでも昼間に撮ったみたいになるところだと思います。
以下の記事が詳しいので、気になった方はぜひ。
Google レンズ
"レンズ"機能を使うことでカメラに写っているものが何なのかすぐに調べることができます。
特に便利なのは、文章を写せばその文章を取り込んでくれるところです。
看板などの電話番号を写せば、わざわざ手入力することなく電話をかけることができます。
Google レンズについては詳しい記事を紹介しておきますね。
結論: カメラ楽しい!
まとめ : 総合的に見て買いか?
個人的な意見ですが、見た目、アプリの動作、カメラ性能など、総合的に見てもおすすめできます。
少なくとも僕は買ってよかったです。
良いと感じた点
もう一歩と感じた点
- ハードのスペックの割には若干高いように感じる (アウトカメラがレンズ1つ、メモリ、等)
こんな人におすすめ
Pixelシリーズはこの3から日本での取り扱いが開始されたばかりですが、電気屋さんや広告を見ていると気合入ってるなーという感じです。
今後のPixelシリーズがどんなものになるかとても楽しみです。
(直近ですとPixel 3の廉価版モデルが発売されるという噂もありますね。)
もし電気屋さんで見かけたら、実際に触ってみてくださいね。
この記事が、皆さまのスマホ選びの参考になれば幸いです。